少年のレクイエム
2008-02-14 木曜日ボーイズソプラノは皆さんご存知として、このソリスト少年のコナー・バロウズくんの「少年のレクイエム:boy’s air choir」には、先の暮れから正月にかけてずいぶん慰められたものだ。
もう10年も前、彼が10歳か11歳の頃に吹き込んだこのCDは、さまざまな作曲家のレクイエムやミサ曲のキリエや、サンクトス、ピエ・イエスの部分をそれこそ夢のようなBソプラノで奏でてくれるのである。
多くはフォーレのレクイエムからのものだ。そしてこれが大変な名盤であったことを、身近な友人たちの重なる死を受け止められないでいた時に、心底から知らされた。
いつだったかはよく思い出せないが、これを買っておいて本当によかったと思う。こういうことってあるのだ。自分には宗教心なぞまるで持ち合せないが、この子の声を聴いているうちに、やがて、「ああ、彼も彼女も召されていったのだ」という、静穏な感覚が湧いてきたのが、実に不思議であった。
ただひたすらに澄み切って、こころ洗われる透明なこの声は、一体どこから生れてくるものなのだろうか。
