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コイズミさんの音楽本

2008-05-30 金曜日

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 コイズミさんが音楽の本を出した。
コイズミさんって、ほら、メリケン国でブッシュ大統領の前でプレスリーの真似し歌った、あのニッポン国の首相だった小泉純一郎さん。
新書版で、タイトルは「音楽遍歴」だって。もちろん実際に書いたわけでなく、語ったのをうまくまとめたもの。
プレスリーばかりかと思ったら、案外なクラシックファンなのだ。 それもヴァイオリンコンチェルトから、シンフォニー、オペラへと続く相当マニアックな遍歴だ。そしてオペラが最高! なぜってオペラのテーマは愛だからってね。

しかしマニアとはいえ、演奏家がどうの、再生装置がどうのなんてそんなことはどーでもいいと、通俗的なツウぶるマニアとは違って、あっさりさっぱり。好きなものは好きなんだとね。で、おもろいことも言ってます。
曰く、歌舞伎は日本のオペラである。とりわけ、十八番の勧進帳は、まったくオペラそのものだ。不思議なことに、この両者は16世紀末ごろにほとんど同時に世界の東西で生まれたのだ、と。(もちろんネタ本あっての話だが)。そうか!と思わず膝を打ったものだったった。
後はプレスリー、パット・ブーン、演歌と、ボクらも知ってるあの世界をまあ実によく語ってる。
トドメはプレスリー。なんとコイズミ選曲・解説ライナーノート付きのプレスリー選曲集CDなんてのが、いつの間にか出ているのだ。

それにしてもこの本、実に軽く、実に飛び飛び、まさにコイズミキャラをうまく活かしたようなコピーになっていて、読み飛ばせる。が、そこはさすが、脚注が大変うまく丁寧に仕上がっていて、編集者の力を誉めてあげたい。余談だが、筆者インタビューを通してこの本を紹介したい、と取材を申し込んだら、いともあっさり、ダメ!