阿久悠のエッセーで写真集「華」
2008-09-03 水曜日写真集「華(はな)-君の唇に色あせぬ言葉を-」(産経新聞出版)ファッションプロデューサー、大出一博氏の写真集に阿久悠のエッセー。「阿久氏が日常見せなかった、「本心」がつづられている」そうです。
生前、阿久悠はこう言っていたとか。
「大出君の写真は自然でいいね。優しさを感じるよ」
本著の一部を引用すると・・
〈文章書きだから言うのではないが、言葉の美しい女性が何よりも魅惑的に思えるようになった。選ぶ言葉や、唇のさばきや、間(ま)のつくり方や、キンキンしたりザラザラしたりしない自然の響きに、恋をする。(中略)そんな奇跡の瞬間に、時々遭遇する。時々でも逢えるのだから、まだまだ夢を捨てることはない〉
大作詞家、様々な女性を歌にした阿久悠がもしかしたら、「花」から歌の女性像を汲み取っていたのかもしれない。華やかな花、哀しそうな花、毒を持つ花、地味な薬草の花などなど、あれだけいろいろな女性像を描けたその源泉が「花」と語っていたなんて、やっぱり凄いと思いました。

